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基礎体温と生理不順

生理周期が安定しない、生理が短すぎる、生理が長すぎるなども。どのような場合が生理不順なのでしょうか

生理不順とは

生理周期が乱れ、頻繁に生理が来る、生理と生理の間隔が長い、生理の出血がダラダラと続いて長い、または出血がすぐ止まり、生理期間が短いなどの症状です。
普段から自分の生理周期を把握していないと、これらの判断はあいまいで難しいものになります。基礎体温を記録することで、自分の生理の乱れに気づくことができます。

基礎体温をもっと知る

基礎体温の変動と生理日の関係

正常な生理

25日~38日周期で出血が3~7日

健康的な生理周期は28日間と言われますが、25日~38日までは個人差があり、毎月同じように一定していなくても心配はありません。
ストレスや環境によって生理周期は左右されますので、普段から記録していれば自分の状況(寝不足やストレスなど)が生理周期に影響する範囲なども把握しやすくなります。

頻繁に生理がある「頻発月経」

周期が25日以内だがダラダラと出血が続くことも

生理周期が短い場合、卵子が充分成熟しておらず、排卵のない生理が起きている可能性があります。また、ホルモンのバランスが悪いため、出血がダラダラと続くような場合もあります。正常な場合と比べると出血量は少ない場合が多いようです。

生理周期が長い「稀発月経」

生理と生理の間隔が39日以上

生理周期が長く、たまにしか生理が来なくても排卵が起きていれば妊娠は可能です。ただし、周期が90日を超えた場合は「無月経」となり放置すると稀にそのまま閉経してしまうことも。

経血の量が多すぎる「過多月経」

以前に比べて、明らかに量が増えた場合は注意

経血の量は人によって違いがあり、自分が多いのか少ないのかわかりにくいところですが、レバーのような塊が出る、ナプキンが一時間もたないような場合は多いと判断できます。経血は体内で一度固まった血液が酵素の働きで溶かされて体外へ排出されますが、塊のまま出てしまうのは酵素の量が追いつかない出血があると考えられるからです。ただし、成熟した20代、30代の女性では塊が出ることは珍しくありません。今までに比べて明らかに量が増えたと感じたら、ホルモンの分泌異常や、「子宮筋腫」「子宮内膜症」の恐れがありますので早めに婦人科を受診することをおすすめします。

経血の量が少ない「過短月経」

生理期間が1日、2日。または出血量が少ない

生理が短いと、ラクで問題ないと考えがちですが、卵巣の働きやホルモンの分泌が弱くなっている場合があります。生理期間が短すぎる、または短くなったと感じた場合は一度婦人科で検査してみましょう。

基礎体温グラフを持って婦人科へ

過去2、3ヶ月分の基礎体温グラフを婦人科へ持っていくと、診察・診療の際に大変役立ちます。普段から基礎体温を記録することで、カラダの異常に気づきやすくなります。カラダのために、基礎体温の記録を始めましょう。

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